男性・女性ともに太りやすい体質の人はそれぞれいます。そんな中で女性に多いと言われる太り方が、下半身太りです。上半身に比べて下半身が特に太くなってしまう体型の人が女性には多いのです。
ではなぜ下半身が太ってしまうのか、その原因を説明したいと思います。原因をしっかりと理解して下半身が太らないように対策を練りましょう!
目次
原因その①同じ姿勢が長時間続く
下半身太りの原因としてまず一つ目が、長い時間同じ姿勢をしていることです。では同じ姿勢のままで長時間過ごすとどのようなことが起こるのでしょうか。
血流が悪くなる
例えば事務職をしている女性であれば、仕事中は座ったままでいることが多いです。
接客関係の仕事をしている女性であれば、立ったままの姿勢でいることが多いです。
このように仕事中だと自然と同じ姿勢をキープしなければならないという場面が多いです。
立ったり座ったりという動きをせずに同じ姿勢をずっと続けていると、体の血流が悪くなり、リンパの流れが滞ってしまいます。リンパの流れが悪くなると、老廃物が溜まりやすくなってしまい、太りやすくなったり、むくみの原因にもなってしまいます。
同じ姿勢をし続けるということは、体の血流を悪くしてしまうのに連なり、疲れも感じやすくなります。
仕事の休憩時間の合間にでもストレッチをしたり、軽く足をマッサージするだけでもずいぶん違いを感じられると思います。
下半身太りにならないためにも少しは体をリラックスさせる時間を設けるようにしましょう。
骨盤がゆがんでしまう
正しい姿勢を長時間キープできている人は少ないのではないでしょうか。誰でも同じ姿勢を続けていれば、気が付くと片足重心になっていたり、猫背になっていたりと姿勢が崩れてしまうと思います。
その悪い姿勢でいる時間が長くなってしまうと、骨盤がゆがんでいってしまいます。
骨盤がゆがむということは、体に様々な悪影響を及ぼすことになります。下っ腹が出た状態が目立つようになったり、体の血流悪化の原因にもなります。骨盤は本来なら体の中心に位置するものなので、その骨盤がずれると内臓などの位置も多少ずれが生じてしまいそのような悪い影響が体に現れてしまうということです。
また女性ホルモンも骨盤のゆがみに関わってきます。女性ホルモンのバランスが悪くなると骨盤まわりにある靭帯がゆるくなってしまい、骨盤がゆがみやすくなってしまいます。
ずっと正しい姿勢をキープするのは厳しいかもしれませんが、多少意識をするだけでも骨盤のゆがみを抑えることができると思うので、正しい姿勢を心がけるようにしましょう。
原因その②セルライト
セルライトは誰にでもできてしまうものですが、下半身太りには特に深くかかわってきます。セルライトを除去するにはなかなか難しいですが予防はできるので対策を練ってみましょう。
ライフスタイルを見直してみる
皮下脂肪が蓄積されて固くなってしまったもののことをセルライトと言います。セルライトが増えてしまうと皮膚の表面がデコボコになって目立ちやすくなってしまいます。セルライトの厄介な部分は一度ついてしまうとなかなか取りにくいという点です。
男性に比べ女性の方が皮下脂肪がつきやすいので、セルライトの悩みを持つ人も多いです。ヒップや太ももが特に皮下脂肪がつきやすい箇所なので下半身太りの原因になってしまいます。
セルライトができる原因としては、普段の生活習慣です。運動をあまりしなかったり、食事の栄養バランスが悪かったりするとセルライトができやすいです。ウォーキングなどの軽い運動でも日常生活に取り入れればセルライトの予防に繋がるでしょう。
しかし運動を取り入れるだけでは予防できているとはいいがたいです。食生活もしっかり見直すことが必要になります。
脂っこい食事が好きな方は、野菜などを意識的に取り入れたりしてヘルシーな食事メニューを考えるようにしましょう。
また飲酒が好きな人もセルライトに注意が必要です。アルコールは脂肪燃焼を妨げる働きがあるので、脂肪がつきやすく太りやすい体になってしまいます。飲みすぎはしないようにして下半身太りを予防しましょう。
冷えの対策をしっかりと
セルライトができる原因として、冷えも考えられます。
女性では冷え性の悩みを抱える人が多いので、男性に比べセルライトができやすいとされています。体が冷えると、血液循環が悪くなってしまうので、老廃物が溜まやすく、脂肪と合体してしまいそのままセルライトになってしまうこともあります。体を冷やさないように温める対策をして、体の血液循環を良くしましょう。
ダイエットなどで体重を落とすことができても、セルライトを除去するためにはさらなる努力が必要になります。それは、脂肪燃焼が行われるのは基本的に内臓脂肪からになるからです。皮下脂肪であるセルライトはダイエットで運動などをしてもなかなか落ちてくれません。
しかし付いてしまったセルライトを運動で落とすことは難しくても、予防にはなるので今以上にセルライトが付いてしまわないように、運動をして代謝を上げることは大切なことです。
下半身太りに効果的な運動
ジョギングをしてみる
有酸素運動が下半身太りを防ぐのに効果的です。軽いジョギングなどをすることにより、全身の血液循環がよくなるので下半身痩せに期待ができます。走るのが嫌だという人はウォーキングから挑戦してみるのもいいでしょう。はじめから無理をして運動を取り入れようとすると、長続きさせるのも大変ですので嫌にならない程度の運動をオススメします。
有酸素運動は脂肪燃焼にも効果的なので、セルライトを減らす手助けをしてくれます。しっかり続けることで下半身太りを防いだり、以前よりもスッキリとした下半身になることができます。
骨盤矯正をする
下半身が太りやすい人には、骨盤がゆがんでしまっている人も多いです。骨盤のゆがみを直すことで下半身太りの改善をすることができます。
骨盤のゆがみを直すためには様々なストレッチ方法があります。家にいるときのちょっとした時間に出来るものや、テレビを見ている間に出来るものなど、いろいろあるので一度やってみてください。
家で簡単なストレッチを日課に取り入れてみるのもいいですが、整体などに通って専門家の人に骨盤のゆがみを直してもらうのもいいでしょう。自分では骨盤は歪んでいないと思っていても、専門家の人に見てもらうと予想以上にゆがんでいた!なんて人もいます。
スクワットなどの運動で下半身を鍛えて筋肉をつけるのもオススメです。
食事のバランスを考えてみる
普段偏食気味の人や、食べる時間がいつもばらばらの人、食べる時間が遅い人、野菜をあまり食べない人などは下半身太りになりやすいです。自分の今の食生活は大丈夫なのか、まずは見直してみましょう。
ケーキやお菓子などの甘いものが好きな人も、そんなに量を食べているつもりはなくても摂取カロリーは高くなってしまっているので、しっかりとカロリー計算をするようにしましょう。我慢のしすぎはストレスにもなるので良くないですが、たまに食べるだけにするなど、控えめにするようにしましょう。
濃い味付けが好きな人も自分が思っている以上に塩分をとってしまっている可能性があるので、注意が必要です。米、肉、魚、野菜をバランスよく取り入れることが下半身太りを予防するための鍵です。
また、食生活に気遣いながら運動をすることでさらに予防効果を高めることもできます。
まとめ
人によっては元々の体質から、下半身太りになりやすい人もいます。そういった人でも運動を取り入れたり、食生活を見直してみれば多少は改善することができると思います。
今回紹介させてもらった内容、姿勢を良くする、ジョギングをする、食事のバランスを考えるなどと言ったことは、下半身太りを防ぐだけでなく健康面でも体にはうれしい影響を与えてくれます。ダイエットとしてだけでなく、自分の健康意識を高めるためにもぜひ日常生活に何か取り入れてみてください。